対策技術は次世代にきれいな地球を引き渡すためのもの

2011.12.02

排ガス、排水、廃棄物などの対策技術も最近では環境工学という工学の一分野として認められつつありますが、それらはやはり産業別の学問分野から脱却しにくく、土木工学、建築工学、資源工学(採鉱冶金学)、化学工学、機械工学、システム工学などと、それらから派生細分化した学問に立脚することになり、それらの分野での事業機会の増大を狙うことになります。燃焼工学の専門家はマテリアルリサイクルには目もくれず、何でもサーマルリサイクルに引っ張り込もうとします。ごみや下水汚泥の焼却灰を大量のエネルギーを使って溶融処理する装置の普及も「焼き屋」の仕掛けたシステムとみられます。埋め立て工学という分野もできそうになっていますが、その専門家はリサイクルといってもしょせん一〇〇%できないと断定して、埋め立て地造成方法を研究し、従来どおり受け入れた場合の、土質、地盤の安定化や浸出水の処理技術の研究に専念しています。それらが発展する方向では、根本的に次世代に豊かできれいな地球を引き渡すことにならないとは気づいていないのです。