無名バンドの楽曲が半年で182曲売れる事実

2011.03.31

実は筆者は、梅田氏が書いたこの一節を簡単に受け入れることができませんでした。確かにどんな無名のアー‘テイストの楽曲でも、本人や家族は購入するでしょうから、1回や2回のダウンロードは当然あるでしょう。それをして、テールが伸びていると言われても、在野のビジネス感覚から遊離した話のように思われてしかたがなかったのです。しかし、次に紹介する現実を目の当たりにして、その考えを改めました。次ページの画面は、筆者が運営する音楽制作会社にネット配信の権利を預けてくれている、日本のあるボサノババンドのCDのIチューンズ・ストアでの販売実績です。これは米国のコンテンツ・アグリゲーター(取次事業者)の2006年5月から9月までの販売実績報告画面をキャプチャしたもので、世界21ヶ国での配信です。驚いたことに、米国、カナダ、オーストラリア、欧州で計182曲(129ドル64セント)を売り上げています。このバンドは東京近郊のライブハウスで活動するセミプロですが、まったくメジャーではありませんし、CDも自主制作盤をライブで手売りするようなレベルです。それが世界的に売れているのです。メジャー感覚で見ると、たかが182曲かもしれません。しかし、されど182曲とも言えるのです。
(参考情報)
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