「うち、博多まで新幹線で行きますよ。それに日田なら、憧れの『ゆふいんの森』に乗れるから、坂道もがんばります!」すっかり東京を中心に考えていましたが、Sさんの住まいは関西だったのでした。新大阪からなら博多まで2時間半。十分に飛行機と対抗できる時間です。しかも「ゆふいんの森」を指名するとは、さすか“鉄道アイドル”だと感心したものでした。その名称から温泉地の由布院に向かうことは容易に想像できますが、日田にも途中停車するのです。
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さて、サイクリング当日は、お互いにブロソプトンを輪行袋に入れ、博多駅に集合。輪行袋といっても、とても自転車が入っているとは思えないほど小さなものなので、いつも以上に気軽に列車を利用することかできます。さっそく10時17分発の特急「ゆふいんの森3号」に乗り込みました。JR九州にはデザイナーが手掛けた観光列車がたくさん走っています。どれも高い人気を誇っていますが、その火付け役となったのが「ゆふいんの森」です。実際に乗ってみると、ビュッフェやサロンがあり、木材を多用した車内はとても居心地がよく、列車に乗った瞬間から目指す観光地を楽しんでいるような気分になります。