派遣会社の役割とは

2011.07.28

正社員の雇用が減少する一方で、非正社員である人材派遣の雇用が拡大しています。これまで、非正社員となる労働者の多くはパートタイマーとして補助的な業務に従事していましたが、人材派遣は、高いスキルを有する即戦力として企業の中核的な労働力にもなってきています。このように人材派遣の雇用が拡大しているのは、企業、労働者の双方に多くのメリットがあるからです。企業にとっての最大のメリットは、事業展開に応じて「必要な時」に「必要な人材」を「必要な期間」利用できることです。これまでの正社員の場合は、長い年月を費やして一人前の労働力に育成してきましたが、現在のようにスピードと成果を求められる時代においては、既に必要な能力を備えている人材派遣を業務の変化によって柔軟に活用する方が、正社員を雇用するよりも合理的なシステムといえるでしょう。また、コスト(人件費)においても、給与、採用費用、教育費用、法定福利費などの総人件費は、正社員を雇用するよりも人材派遣を利用した方が安価です。さらに、リストラを進め間接部門を縮小する企業にとって、少人数で人事部のすべての業務をこなすことは、重い負担となってきています。派遣会社は、そのような企業にとっての社外の「第二人事部」として、人材の募集、配置、賃金の計算から支払いまでの負担を軽減するという役割も担っているのです。